ラーンナー王国

    
 チェンマイの旧市街地は、まわりをお堀で囲まれています。
 一辺2kmくらいの正方形なので、30分くらい歩けば、
 端っこまで行けます。

 13世紀頃、ここにタイ最古の都「ラーンナー王朝」ができました。
 堀の中には、36のお寺が建っています。

 だから、ぶらぶらすれば、次から次へとお寺観光が出来るわけです。
 これが同じような寺か?つと、
 それぞれに個性があり、どれも見応えがあります。
 まさに、鎌倉というかんじです。

 人々は、敬虔な仏教徒です。
 拝観料は全て無料で、観光地ではなく、
 市民の参拝の場となっています。

 修行僧が多く、「ビルマの竪琴」のオレンジの衣装を着た人が、
 あたりまえにうろうろしています。
 お寺の中は掃除が行き届いていて、どこも神聖な空気です。
 お寺に住んでいる犬も多く、穏やかな顔をして、こっちを見ています。
 
 暑い中、そんな旧市街を、観光しつつ、買物もしました。
 チェンマイは、物価が安いので、大人買いできます。
 1個分の東京相場で、4個買えます。もう、値切る気がおきません。
 でも、カバンに入るか?持ち上げれるか?
 と考えると、そうそう買うわけにもいきません。

 雨期で、雨が降ったりするので、
 タイ古式マッサージ屋に逃げ込んだりもしました。
 これがまあ、セレブ用にデザインされた建物の中で、
 ¥3000で、2時間みっちり揉みほぐしてくれます。
 途中、「ぎゃ〜〜」と声を上げたりしましたが、
 なかなか気持ちよかったです。

 「文化と芸能を知ろう!」と、
 伝統舞踊を見ながら食事ができる店を捜して、
 苦労して行きましたが、これはひどかった。
 ハノイの水中人形劇もひどかったし、
 ホーチミンの伝統舞踊もひどかった。
 どれも、カルチャースクールの発表会レベルです。

 つか、うちら日本人、やっぱ目が肥えてるのかな。
 いや、バリのケチャダンスは、良かったよ。
 アジアにもココロ揺さぶるダンスはあるはずですよね。

 まあそんなこんなをした、チェンマイ旅行でした。
 帰りは、飛行機が3時間遅れ、
 バンコクでの乗り継ぎが、「最終搭乗まであと5分」という始末。
 世界のハブ空港スワンナプーム国際空港を
 国内線から国際線まで、ボストンバックを抱えて、走る走る。

 夜10時。無事、羽田空港に着陸して、ほっとしていたら、
 どういうわけか、終電に間に合いませんでした。
 携帯の電源も切れ、検索も出来ず、
 最後はタクシーの帰宅となりました。
 そして、翌朝から立派に働いています。

 チェンマイの備忘録は、このへんででおしまいにします。
 ここまでおつきあいいただき、ありがとうございました。
 


 

 BACK